使用上の注意
【してはいけないこと】
検査結果から自分で病気の診断をすることはできません(「新型コロナウイルス抗原検査の使用について」に従ってください)。
【相談すること】
この説明書の記載内容で分かりにくいことがある場合は、医師又は薬剤師に相談してください。
【廃棄に関する注意】
本キットや検体採取に使用した綿棒などは家庭ごみとして各自治体の廃棄方法に従って廃棄してください。
使用後の綿棒等は感染性を有するおそれがありますので、廃棄時の取扱いには十分注意し、使用したキット(綿棒、チューブ等を含む)をごみ袋に入れて、しっかりしばって封をする、ごみが袋の外面に触れた場合や袋が破れている場合は二重にごみ袋に入れる等、散乱しないように気を付けてください。
用法/用量
●検査のしかた
<検体採取(唾液の自己採取)>
※綿棒を袋から取り出すときは、綿棒の綿球を触らないように注意してください。
・綿棒を袋から取り出します。
・舌の先を上あごに押し付けて唾液を下あごに溜めます。
・下あごに溜まった唾液に綿棒を最低40秒間浸したあと、5回以上回転させて唾液を採取します。
<試料調製>
①チューブを手に取り、唾液を採取した綿棒をチューブに入れます。
②綿棒の先端を抽出液に完全に浸し、綿棒を最低10回(液中で)チューブの側面にこすりつけるように回転させます。
綿棒をチューブの外側から指でつまんで5回絞り、できるだけ多くの液がチューブに残るように抜きます。
注意:一度チューブに入れた綿棒は、口の中に入れないでください。
注意:抽出液を泡立てないように注意してください。
③綿棒を廃棄し、チューブをフィルターキャップでしっかりと蓋をして、5~6回まわしたり、チューブの下を指で軽くはじいたりしてよく混ぜます。
④箱の穴に再度チューブを立てます。
<試料滴下>
①アルミ袋からテストカセットを取り出し、清潔で乾燥した平らな場所に置きます。
注意:テストカセットは使用直前に開封してください。開封後は、テストカセットの滴下部、判定部に触れないでください。
②テストカセットの楕円の滴下部に、チューブから検体を3滴滴下します。
③15分待ちます。
注意:テストカセットは動かしたり触れたりしないでください。
注意:20分以上経過すると正しい判定ができません。
使用に際して、次のことに注意してください
<検体採取に関する注意>
・必ず清潔な綿棒(キット付属品)をご使用ください。
・検体は採取後速やかに付属のチューブ(抗原抽出液)に入れ、速やかに検査を行ってください。
・採取方法、採取部位が異なると、正しい結果が得られないことがあります。
<検査手順に関する注意>
・キットの操作にあたり、溶液や試料が皮膚に付着したり、誤って目や口に入った場合には、水で十分に洗い流してください。必要があれば医師の手当を受けてください。
・異なるキットを混合したり、組み合わせたりして使用しないでください。
<判定に関する注意>
・指定された静置時間を過ぎた場合、検査キット上に表示される結果が変わることがありますので、必ず指定された時間で判定してください。
・検査キット上に表示される結果が明瞭でなく、判定が困難である場合には、陽性であった場合と同様に適切に医療機関の受診等を行ってください。
・重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)に感染していた場合、本品で陽性の結果が出る場合があります(交差反応)。
成分/分量
キットの内容及び成分
【内容】1回用 検査キット 1回分
・テストカセット 1個
[成分]
抗SARS-CoV-2 モノクローナル抗体(マウス)
金コロイド標識抗SARS-CoV-2 モノクローナル抗体(マウス)
・抗原抽出液 1本
・唾液採取用綿棒 1本
保管上の注意
保管及び取扱い上の注意
①小児の手の届かない所に保管してください。
②直射日光や高温多湿を避け、2-30℃で保管してください。
③本品の反応温度は15-30℃の範囲であるため、冷たい場所や暖房器具の近く等で検査を行う場合には反応温度が範囲外とならないように注意してください。
④本品は湿度70%以下で検査を行ってください。湿度の高い場所で検査を行う場合には注意してください。
⑤品質を保持するために、他の容器に入れ替えないでください。
⑥使用直前に開封してください。
⑦使用期限の過ぎたものは使用しないでください。
⑧テストカセットの滴下部および判定部は直接手などで触れないようにしてください。